ワイワイフェスティバル 2001 オータム
種別 その他 会場 愛知県名古屋市愛知厚生年金会館
開催日 2001/12/02(日) 放送日
レポーター まっささん    

開演前

 いきなりですが、ワイワイキッズのコンサート、その名も「ワイワイ フェスティバル」といえば、なんといっても握手会?当日、CDやビデオ等を購入すると握手券がもらえるので、そのために、既に持っているCDを買い直すファンの方もみえるのではないでしょうか。
 その握手会。今回も例に漏れず、告知の張り紙がしてありましたが、そこには「けんたろうおにいさんとクッピーと握手をしよう」と書かれてありました。
 え、ミクちゃんは?
 これは、後ほど会場でお知らせがあったのですが、どうもミクちゃんが体調不良のため、出演できないという情報が既に一部で流れていたようです。
 一瞬、「今日はミクちゃんがいないの!?」と悲しくなりましたが、「・・・という情報が流れましたが、今日、ミクちゃんは名古屋にやってきました!」というお知らせでした。ヤッタネ!
 でも大丈夫なのだろうか?くれぐれも無理しないで、と思いつつ。

開演

 「ワイワイフェスティバル」では、一階客席の前方、ステージ前が広く解放され、そこに子供たちが集まって一緒に踊って楽しめるという趣向になっています。
 今回も、まず司会(?)のおねえさんが子供たちを集めた後、クッピーとベリーが登場。「レッツゴー ワイワイキッズ」の掛け声を練習し、どんどんテンションを上げていったところで、けんたろうさん、ミクちゃん、そしてキッズ達の登場です。
 コンサートは序盤から「パラパラ」で盛り上がります。それにしても、ミクちゃんホントに病み上がり?って思うほど、キレのあるダンスはさすがプロです。激しいダンスの後、その熱も冷めないうちに、今度はヒットメドレーです。「頭肩膝爪先」や「ひげじいさん」など、おなじみの曲が続々と登場。たたみかけるような速い展開で、どんどんワイワイワールドを広げていきます。

キッズ達

 今回、「チェッチェッコリ」で、けんたろうさんもミクちゃんも抜きの、キッズ達だけのステージが披露されます。
 正直、今までキッズ達については、客席との親近感を強めるための子供たち、という位にしか思ってませんでした。しかし今回のステージで、そんな私の認識は吹っ飛んでしまいます。
「スゴイ!」
 なんてダイナミックでシャープな動き!そうとうトレーニングされているに違いありません。彼らもまた、けんたろうさんやミクちゃんと同様、プロなのだと感じさせてくれました。

ワイワイソングス

 ワイワイキッズで歌われる歌は、簡単な振り付けで踊れる歌が中心です。会場の子供たちを見ていると、知っている曲ではもちろんのこと、知らない曲でも、けんたろうさんやミクちゃんのまねをして、一緒に楽しんでいます。この「一緒に楽しむ」という感覚を、ワイワイキッズでは、とても大事にしているように思います。よく、大人のロック系コンサート等でも「ステージと客席が一体となって云々・・・」と言われることもありますが、ここでの子供たちは、より純粋に一体感を感じているのではないでしょうか?
 余談ですが、「アブラハム」の時、ステージ前の子供たちが一緒に踊る様子は圧巻です。会場がうねっているようです。

けんたろうさんとミクちゃん

 アンコールでは、「あつまれワイワイキッズ」にのって、けんたろうさんが客席から登場。おそらく、ミクちゃんも体調が万全ならば、同じように客席からの登場なのでしょう。それは少し残念ですが、とにかく客席は熱狂の渦となります。
 ミクちゃんの分まで、との思いがあるのでしょう。いつもにも増してサービス旺盛なけんたろうさん。今回のステージではタケノコのかぶりものやら、プレスリーのコスプレなどもしてました。さわやかな曲からユーモラスな曲まで、けんたろうさんの魅力全開でした。
 ミクちゃんも、子供たちに親しげに話しかけたり、弾けるようにステージを駆け回ったり、全くいつもと変わらないミクちゃんでした。ただ、コンサート全体の時間も短く感じましたし、ひょっとしたらミクちゃんのコーナーを少し控えめにしてあったのかもしれません。

子供たちにとって

 私事ですが、私には3歳の娘がいまして、彼女と一緒にコンサートを見にきました。
 娘は特別にワイワイキッズが好きという訳でもなく、けんたろうさんやミクちゃんが好きという訳でもありません。ですが、コンサートが始まると、もう夢中になって、ステージ前に駆け寄って、喜んで飛び跳ねてます。
 握手会の時、けんたろうさんが娘に
「また遊ぼうね!」
と声をかけてくださいました。
  けんたろうさんも、ミクちゃんも、キッズたちも、そしてスタッフのみなさんも、
「会場の子供たちと、一緒に遊んでいるような、そして、みんなが楽しめるようなコンサートにしよう」
そう思っているに違いありません。その思いが子供たちの心にしっかり届き、そして、この素晴らしいコンサートの楽しさを、心のどこかで、ずっと覚えていることでしょう。

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